更新日 : 2023年8月8日
コンブチャって聞いたことはありますか?
日本で一般的に飲まれている「昆布茶」を連想される方もいるかもしれませんが、全くの別物です。もちろん昆布も入っていません。
欧米ではスーパーフードとして人気となり、日本でも話題のコンブチャについて解説します。
コンブチャとは、お茶を発酵させた植物性の発酵ドリンクです。
話題になったのは最近ですが、実は1970年代に”紅茶キノコ”という名前で日本でもブームになったという歴史がありました。コンブチャの起源は中国あたり。その後、ロシアや東ヨーロッパに伝わったとされています。
紅茶にスコビーと言われる菌種と砂糖を加え、発酵させて作ります。発酵ドリンクなので、今話題の腸活に良いという点が着目され、ここ数年で海外を皮切りに日本でもまた注目度が高くなりました。ブームに火をつけたのは、ロサンゼルスやハワイなどのヘルシー志向が高いエリア。海外スーパーでは色々な種類のコンブチャを見つけることができます。フレーバーも色々あり、微炭酸でおいしく飲めます。
コンブチャダイエットや、コンブチャデトックスなど、コンブチャによるダイエット効果を謳っているアイテムもありますが、コンブチャそのものにダイエット効果があるわけではないことを理解する必要があります。
その上で期待できる効果の一つは、腸内環境を整える働きです。コンブチャは発酵食品で善玉菌が含まれているとされているので、その他の発酵食品のように腸内で良い働きをしてくれることが期待できます。便秘気味の方は、便秘解消効果が期待できるかもしれません。
また、コンブチャは抗酸化作用もあるとされています。ダイエット目的でコンブチャを飲んでおけば痩せる!というものではありませんが、スーパーフードの一種として、日常に摂取するドリンクの一つとして取り入れてみるのが良いでしょう。
コンブチャを選ぶときは、下記3つのポイントを意識して選ぶようにしましょう。
コンブチャを飲んで得たい効果は、人それぞれ異なるかと思います。肥満を予防したいなら、消化酵素が含まれているかチェックしましょう。消化酵素には胃腸の働きを活発にするにする効果があります。
カテキンは殺菌や抗菌効果があるため、ウイルスから体を守りたいときにおすすめです。デトックス効果を得たいなら、腸内環境を整えるプロバイオティクス、大腸の組織を整える短鎖脂肪酸が含まれているか、購入する前にチェックしておきましょう。
大瓶に入った原液タイプは、味を調節することができるので、自分の好みに合わせてアレンジしたい人におすすめです。原液のまま飲むのはもちろん、水や炭酸水、豆乳で割ったりすることもできます。
原液タイプは大瓶に入っているものがほとんどのため持ち運びには不向きですが、自宅で好みの味付けを楽しみたい人や、1日あたりの価格を抑えたい人にうってつけです。
ペットボトルや小瓶、缶などに入ったコンブチャは、出先で手軽に飲みやすいです。粉末タイプのようにコンブチャを薄めるといった用意をする必要がなく、飲みたいときにそのまま飲めるので、飲み切りやすいでしょう。
ただし、他のタイプと比べて1日あたりの価格が割高というデメリットも。美容効果を得ながら長期的なコストも削減したいという人には、向いていないでしょう。
粉末タイプには、1杯分が入った個包装タイプと、計量が必要なジップ付きの大袋タイプの2種類があります。
1杯分が入った個包装タイプは、外出先への持ち運びがしやすく、計量が必要な大袋タイプはオフィスや自宅での常備に便利です。自分の好みの味の濃さに調整しやすく、飲み続けやすいでしょう。
飲み方としては、水や炭酸水、ジュースに混ぜて飲む方法などがあります。同じ味だと飽きてしまうという人は、ヨーグルトやフルーツなどにかけて食べると、飽きることなく楽しめるのではないでしょうか。
コンブチャはぬか漬けや塩麹などの発酵食品と一緒で、自宅で作ることもできます。砂糖の量を自分で調整したい人や、市販に含まれている添加物が気になる人には、キットで販売されている培養タイプがよいでしょう。
キットに含まれている培養菌は繰り返し使用できるので、年間コストを大幅に抑えられるのも魅力です。
コンブチャの効果と効率の両方を叶えるなら、サプリメントタイプの摂取がおすすめです。原液タイプや粉末タイプ、培養タイプのように薄めたり、手作りする必要がなく、飲むだけで栄養補給できます。
また、ダイエット中の人の場合、気になるのがカロリーです。コンブチャは商品によってカロリーの差が出やすいのですが、サプリメントならコンブチャの必要な栄養素のみをピンポイントで摂ることができ、余分なカロリーの摂取を抑えることができます。
コンブチャにはさまざまな美容・健康効果が期待できますが、甘味料がたくさん含まれている飲料です。そのため、甘味料や添加物などの量や成分に注意する必要があります。
原材料に甘味料が3種類以上含まれているものは、人によっては甘すぎると感じてしまうことも。3種類以下であればさっぱりとした味わいになるため、甘味が気になる人は甘味料が2種類以下の商品を選ぶとよいでしょう。
糖分量も美容や健康を意識している人には気になるところです。原材料は含有量が多いものから記載されているので、加糖やブドウ糖、液糖といった甘味料が1番目に表示されているものは極力避けるようにしましょう。
ほかにもコンブチャの中には「安息香酸Na」という、発癌リスクを高める添加物が含まれているものもあります。微量の摂取は問題ありませんが、毎日飲み続けるのは避けたい添加物のため、できるだけ配合されていないものを選ぶようにしましょう。
海外セレブに人気を集めることから、欧米のスーパーではコンブチャがよく販売されています。しかし、日本では海外ほど流通していないため、住む場所によっては実店舗での購入が難しいという人もいるでしょう。
そんなときは、自宅でコンブチャを作るのがおすすめです。ここではコンブチャの作り方と注意点についてご説明します。
・煮沸した広口のガラス瓶
・蓋として使うキッチンペーパーもしくは布
・ゴム
・市販のコンブチャスターター(菌株)
・紅茶もしくは緑茶の茶葉5g
・砂糖50g
・お湯500ml
1. 紅茶もしくは緑茶の茶葉にお湯をそそぎます。紅茶ができるまでそのまま3分待ちます。
2. 広口のガラス瓶に1.を漉して入れます。次に砂糖を加えて混ぜ合わせ、30℃くらいに冷まします。
3. 2.に市販のコンブチャスターターを入れます。
4. ガラス瓶にキッチンペーパーもしくは布で蓋をし、ゴムで留めます。
5. 直射日光の当たらない常温の場所で、動かさずに保存します。24℃くらいのあたたかい場所で保存すれば、およそ1週間ほどで完成です。
しかし、手作りの場合は、気をつけなくてはいけないことも!発酵させるということは、コンブチャの中の微生物が変化していくということ。
きちんとした管理を怠ると、発酵が進みすぎて腐ってしまったり、カビが生じたりというリスクもあります。筆者は同じ発酵食品の一種である塩麹や醤油麹を手作りしていますが、発酵させながら「育てる」楽しさを味わいながらも、衛生管理、発酵管理をしっかりと行い、腐らせないようにとても気を遣います。コンブチャにもそのようなリスクがあるということを分かった上で、発酵の過程を楽しみたいですね。
コンブチャ自体にダイエット効果やデトックス効果があるわけではありません。コンブチャは万能薬ではなく、食品です。
しかし、発酵食品なので、取り入れることで腸内環境を整えることが期待できます。甘酸っぱく、微発泡でお腹にもたまるので、間食代わりに取り入れてみても。以前より気軽に購入することもできるようになり、管理は大変ですが手作りも可能です。ぜひ、カラダを整える食品の一つとしてコンブチャを取り入れてみては?
~おわりに~
コンブチャと同様、腸内環境改善が期待できる「ゲルマニウム温浴」もおすすめ!
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