更新日 : 2021年11月24日
明日雨が降りそうという日に頭痛やむくみ、だるさに悩まされている方はいませんか?その不調は、気圧の急激な変化によって引き起こされる“低気圧頭痛”かもしれません。低気圧や気圧の変化で頭痛が起こる原因と痛みやだるさを緩和する方法をチェックしましょう。
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私自身、雨の日の前日や急な気圧の変化を感じると頭がズキズキ痛みます。同じ症状を持つ方は、ただでさえ憂鬱になりがちな雨の日をさらに辛く感じるのではないでしょうか。低気圧、あるいは気圧の変化で頭痛が起こるのにはいくつか原因があるようです。
気圧が低いと大気がカラダに及ぼす力が減少します。そのため、気圧の影響でぎゅっと収縮していた血管が、圧がかからない分拡張します。
脳の血管が拡張することで、周囲の三叉神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して頭痛を起こします。脈を打っているのが分かるようなズキンズキンとした痛みが続き、とても辛いですよね。
低気圧は、リンパや血液の流れを生む圧力も弱まり、血行不良になりがちです。加えて、寒い冬の場合、冷えによってさらにカラダの血液が巡りにくくなります。
血液の流れが滞ると、首や肩などの筋肉が緊張した凝り固まった状態に。この状態が続くことで頭痛を引き起こすとも言われています。
少しでも痛みや不快感を和らげたい低気圧頭痛。緩和する方法をいくつかご紹介します。
低気圧頭痛で辛いと感じた時はなるべくカラダを休めましょう。ポイントは暗くすること。低気圧頭痛の場合、光が余計眩しく感じたり、光でさらに気分が悪くなったりすることがあります。パソコンやスマホ、テレビの光もシャットダウン。 部屋を暗くして、落ち着いた環境で休むと効果があるとされています。
カフェインは悪者になりがちですが、低気圧頭痛の場合はカフェインが味方になります。カフェインには血管収縮作用があり、拡張した血管を抑え、三叉神経への刺激を抑える効果があるとされています。
カフェインの過剰摂取は不眠などの別の不調をきたす原因になってしまうので、コーヒー1杯程度の少量摂取に留めましょう。
低気圧頭痛のときは温めるべきか、冷やすべきか、意見が分かれることが多いです。個人的には、頭痛を感じてしまったら保冷剤をタオルで巻いて、こめかみあたりを冷やして血管を収縮させることで痛みを緩和させられることが多いです。
ただし、予防の観点からいうと、血行不良にならないように常にカラダを温める努力をしておくことが大切。お風呂での入浴や、温かい服装を心掛け、血行不良による頭痛を起こさないように努めましょう。
“低気圧頭痛”というと、雨の多い梅雨や春の急な天気の変化で起こりやすいと思われているかもしれません。実は、冬も注意しておく必要があります。
南岸低気圧と呼ばれ、日本の本州南岸を通過する低気圧。このワードを天気予報で見かけたら、頭痛に注意したほうが良いタイミング。また、上空に強い寒気が流れ込むときも急激に気圧が下がりやすいので、頭痛や不調に備えましょう。
冬は、冬晴れで高気圧に覆われる日も多いですが、低気圧や気圧の谷が定期的に通過するので、“低気圧頭痛”が起こりやすい日も多くあります。
加えて、寒暖差や寒さによる血行不良など、冬は何かと不調をきたしがち。天気予報や気圧予報をチェックしながら、冬の“低気圧頭痛”にもしっかり備えましょう。
完全に予防できるわけではありませんが、普段から自律神経を整えていることが“低気圧頭痛”予防の一助になります。規則正しい睡眠、バランスの良い食事、交感神経と副交感神経のメリハリなど、日常生活を丁寧に送ることで、急激な気圧の変化があっても自律神経を乱さずに過ごせるはず。辛い頭痛で薬に頼った生活にならないよう、普段から気をつけて過ごしたいですね。
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