更新日 : 2023年8月8日
生理中は痩せにくいって本当?体重が増える原因と周期別のダイエット方法
生理中もダイエットしたいけど、痩せにくい、太りやすいといった話を耳にしたことはありませんか?
女性は生理周期によって、女性ホルモンの分泌量が増えたり減ったりするので、その特性を理解しておくことで、効果的に痩せることができます。
今回は生理中に体重が増える原因と、生理周期に合わせたダイエット方法、注意点について詳しく紹介します。
目次
生理中はいつもより食欲が増しますし、むくみやすくなることから、痩せにくいのでは?と思っている方は多いでしょう。結論から言いますと、生理中の女性の体は痩せにくい状態になります。
実際にこれまで順調に痩せていたのに、生理になった途端、体重が減りにくくなったと実感している人もいるのではないでしょうか。
生理前や生理中のダイエットがうまくいかないのは、女性ホルモンの変化が原因です。なかでも黄体ホルモンのひとつである「プロゲステロン」という女性ホルモンの増加が、ダイエットに大きな影響を与えています。
・食欲が旺盛になる
・むくみやすくなる
・便秘になりやすくなる
・栄養を吸収しやすくなる
・運動不足になる
・情緒不安定やイライラが起こる
プロゲステロンは女性の基礎体温を上げて、妊娠しやすい体にする大切なホルモンですが、ダイエット中の女性にとっては悩ましい症状を招く原因になります。
とは言っても、プロゲステロンによる影響には個人差があるので、生理中でも問題なくダイエットできる人もなかにはいます。
そのため、ご自身の体をチェックしてみて、生理中は痩せにくいという実感がある人は、痩せやすい時期を見極めて、ダイエットを行うと良いでしょう。
前述の通り、女性の体には痩せにくい時期とそうでない時期があります。生理周期のなかでどの時期が痩せやすいか、痩せにくいかを知ることで、ダイエット効果を高めることが可能です。
また、生理周期にあわせたダイエット計画を立てれば、効率的に体重を減らすことができますよ。
生理中は痩せにくいので、無理に運動する必要はありません。生理痛や貧血など体の不調が起きやすい時期となるため、痩せることより今の体重を維持することを意識しましょう。
食生活を整えるのも良いですし、普段シャワーだけで済ませている人はお風呂に浸かるとむくみの解消につながります。また体が温まると生理痛を和らげる効果も期待できますよ。
●大豆製品
大豆製品にはマグネシウムが豊富に含まれています。マグネシウムには子宮の収縮を抑える働きがあるため、大豆製品を摂ることで生理痛の緩和が期待できます。
例:豆腐、納豆、きな粉、豆乳
●鉄分が豊富な食べ物
生理中の貧血には鉄分が豊富な食べ物を食べましょう。鉄分が豊富なレバーやほうれん草なども良いでしょう。
さらにブロッコリーやレモンといったビタミンCが多い食べ物と一緒に摂取すると、鉄分の吸収率が高まるので、おすすめです。
例:レバー、ほうれん草、ひじき、赤身の肉、プルーン
●青魚
DHAやEPAをたくさん含む青魚には、血液をサラサラにしたり、血液の流れをよくする作用があります。血液循環が促進されることで、生理痛などの症状が軽くなるため、身体の不調に悩まされている方は、積極的に摂取していきましょう。
例:ブリ、さんま、イワシ
●体を温める食べ物
生理中はいつもより体が冷えやすい状態になっているので、体を温める食べ物を摂りましょう。生姜やにんじんなどの根菜類には体を温める働きがあります。リラックス効果も得たいなら、自然ならではの香りを楽しめるハーブティーもおすすめです。
例:生姜、ねぎ、にんじん、大根
生理後は卵胞ホルモンという女性ホルモンが増えるタイミングで、生理周期の中で最も痩せやすい時期です。ダイエット効果を高めたい人は、この時期に集中してダイエットを行いましょう。
ジョギングや水泳といった有酸素運動を取り入れると、脂肪燃焼効果が高まるため、積極的に取り入れてみてください。さらに、ファスティング(断食)といった食事制限や、負荷のかかる筋トレに挑戦すると、基礎代謝アップも期待できますよ。
生理前は体に水分を蓄え、食欲が増すタイミング。心身の不調を感じやすく、ダイエット効果が出にくい時期のため、ストレスを溜めないように意識しましょう。
気分が落ち込み、運動する気になれないという人は、ストレッチやヨガ、ウォーキングなど、ご自身の負担にならない程度の運動にとどめておくのがベターです。また、むくみが起きやすい時期なので、ひじきやわかめといったカリウムを豊富に含む食べ物を意識して摂取すると、むくみの解消効果が期待できます。
生理中のダイエットは心身の負担にならない程度に行うことが大切です。もし、過度なダイエットをしているかも……と思い当たる人がいたら、まずはダイエット方法を見直した方が良いかもしれません。ここでは生理中のダイエットで注意したいことをまとめました。
極端な食事制限、節制、断食などは危険です。栄養バランスが偏ったり、栄養不足に陥り、体調不良から生理不順や無月経を引き起こす可能性があります。
短期集中でのダイエットは、上記のように「食べない」という方法を選択しがちです。急激なカラダの変化に追いつけずに生理不順や無月経になることも。もちろん長期間ずっとダイエットをしていて、栄養失調状態が続くのも良くありません。
ストレスも要注意。ダイエットのためにストイックになりすぎてダイエット自体がストレスになっていたり、他の人と比べてしまい落ち込んでストレスを感じたりと、ダイエットはストレスを抱えやすいもの。結果的にそのストレスが生理不順や無月経の原因になることもあります。
生理周期が乱れたり、生理が来なくなるほどのダイエットをしている人は、まずはダイエット方法を見直し、生理周期改善に努めましょう。
まずは、バランスの良い食事を心がけることが大切です。ダイエットのために食事を抜いていたり、極端に食事量を減らしている人は、食べる量も調節する必要があります。生きていく上でのエネルギーは絶対に摂取しなくてはいけないですし、栄養素はバランス良く摂取するのが好ましいですね。
ストレスはダイエットにも良くないですし、ホルモンバランスが乱れて生理不順や無月経の原因にもなります。ダイエットをしていてストレスがかかりやすい環境にいるからこそ、リラックスの時間も大切にしましょう。
もちろん、健康的な食事を心がけるのは前提で、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、アロマに癒されたり、ハーブティーを飲んでみたり……。自分なりのリラックス方法を見つけ、ストレス状態から意識的に抜けられるようにしたいですね。
女性にとって、ダイエットはきれいになるための手段であり、そのために努力することは素晴らしいことです。でも、生理が止まってまで、つまり健康を損ねてまでダイエットするのはカラダにとっても心にとっても良くありません。今までダイエットを頑張った自分を労わり、ダイエットをお休みしてしっかり適正体重にすることも大切です。
そもそも、ダイエットは体重の増減だけが結果ではありません。食事はしっかりと摂りつつも、ストレッチをして代謝を良くしてしなやかなカラダを目指したり、気になる部分に筋トレでアプローチする方法もあります。
もしダイエットが原因で生理が止まってしまったら、まずは自分のためにも生理周期がしっかり改善することを優先しましょう。
PMSや生理痛もあり、毎月の生理は煩わしいものかもしれません。しかし、女性にとって生理は健康のバロメーターでもあります。妊娠ができるかどうかだけではなく、ホルモン分泌が正常に行われているか、ココロとカラダは整っているかなども大きく関わってきます。
急激なダイエットや過度なダイエットは女性としての健康を損ねる可能性もあります。痩せたい気持ちも大切ですが、それは健康があってこそ。しっかりバランスの整った食事を摂り、代謝を上げ、ストレスをためこまないようにして、健康的なダイエットを心がけたいですね。
~おわりに~
生理中はダイエットもペースを落とし、頑張らなくていいことがわかると気持ちも軽くなりますね。女性は女性周期によって体調も大きく変わりますので、カラダと向き合いながら無理のない範囲で行っていきましょう。生理中はダイエットを休憩した分、生理後はちょっといつもより頑張ってみるのもメリハリがついていいかもしれません。
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