更新日 : 2020年4月29日
健康や美容の意識が高い方の間で、ジワジワと広がりをみせている“玄米食”「ダイエットにオススメ」「美容に効く」「健康に最適」「白米よりも栄養が豊富で、健康的なイメージ」きっと体にいいんだろうと、選んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は、美容にも健康にもダイエットにもオススメな玄米のスゴさをご紹介していきます。
そもそも玄米とは、収穫した稲から外した籾の籾殻を除いた状態、稲の種のことをいいます。その玄米から、果皮、胚芽、ぬかを削り取ったものが白米です。玄米は、稲という植物の「果実・種子」なので、玄米に水をやると芽が出ます。これが発芽玄米ですね^^
そして玄米のすごさは、白米が削り取った皮や胚芽、ぬかにあり、ここにビタミンやミネラル・食物繊維といった、私たちの消化・代謝を助ける大事な栄養素がたっぷりつまっています。
玄米の食物繊維は白米の約6倍、ミネラル分のマグネシウムは約5倍、ビタミンEはなんと約12倍。玄米と白米のカロリーはほぼ同じですが、含まれている栄養素が白米に比べ圧倒的にすごいんですね。
ビタミンB1
疲労回復効果
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあり皮膚や粘膜の健康維持 にも必要
ビタミンE
ビタミンEは、ホルモンの分泌を促し、自律神経失調症や更年期障害の予防や老化防止、シミ・動脈硬化・生活習慣病の予防、血行促進など体調を整えてくれる働き があります。
フィチン酸
抗ガン効果
抗酸化作用、老化遅延効果、排毒排泄作用、心臓・血管疾患の予防
イノシトール
肝機能改善、コレステロール血栓の改善
フィチン酸からつくられて脂肪肝予防や動脈硬化予防やカルシウムの吸収を促進
する効果
フェルラ酸
抗酸化作用、大腸がん予防、認知症予防効果
ポリフェノールの一種
アラビノキシラン
NK細胞の活性化、抗酸化作用
γ-オリザノール
コレステロール低下、抗ガン作用、抗酸化作用、脳機能改善作用や自律神経失調症、更年期障害、潰瘍などにも効果的で治療薬にも使用されています。他にもシミ・小じわの予防などにも効果的
マグネシウム
骨の健康維持、体内の多くの機能を調整する
マグネシウムは、カルシウムと同じく骨に貯蔵される栄養素
ギャバ
抗ガン効果
ストレス軽減、精神安定、血圧やコレステロールを下げる
玄米には消化吸収を助ける副栄養素「ビタミン・ミネラル・食物繊維・酵素」が豊富に含まれています。これらの栄養素が、食べたものをきちんと代謝し、カラダに蓄積された余分なものさえも代謝とともに排出してくれるから、健康的に痩せていくのは自然の流れですよね。 また、玄米は消化吸収がゆっくり行われるので、腹持ちが良くなり間食が減ったという声もよく聞きます。
玄米を食べるだけで、主食分の炭水化物やたんぱく質と一緒に、副栄養素もたっぷり摂れるので、玄米は「白米と野菜を一緒に食べているようなもの!」なんて優秀 な食べ物なのでしょう。美味しく炊くコツもあるようですが、これを知ったら食べずにはいられません。毎日でなくとも、週に1・2回玄米食にするところからはじめてみてもいいですね^^