更新日 : 2020年4月29日
バレンタインも近づき、世界中のショコラティエからチョコレートが集まる季節♡すっかり友チョコやご褒美チョコというフレーズも馴染んで、毎年自分にも美味しいチョコレートが届くようになりました^^最近では、「健康志向チョコレート」が注目されており、コンビニでも様々な種類が棚を埋めていますよね!仕事の合間にパクッ、夕方の小腹が空いた時にパクッ。そんな健康志向チョコレートにはどんな効果があるのでしょうか。
チョコレートやココアの原料であるカカオマスには、カカオポリフェノールやミネラル、食物繊維などがたっぷり含まれていて、多くの研究でその健康効果も明らかにされています。
現在、私たちが食べている固形のチョコレートは19世紀の終わりにスイスで開発されました。固形のチョコレートは、カカオ豆を細かく砕いたカカオマスに、さらにカカオマスから搾る油分・カカオバターとお砂糖や粉乳などを練り混ぜて作ります。このカカオマスが含まれる量が多いチョコレート(カカオ成分70%以上のチョコレート)が高カカオチョコレートと呼ばれるもので、チョコレートの中でも健康効果が高いとされています。
カカオポリフェノール・カカオプロテインの効果
血圧低下・動脈硬化予防・脳の活性化・便秘効果・認知症予防・高血圧予防・動脈硬化予防・アレルギー症状の改善・美肌効果・便通改善と様々な効果が見られます。中でも、これからやってくるアレルギー症状や美肌効果について詳しくご紹介します。
カカオポリフェノールが注目される理由は、活性酸素の発生を抑える抗酸化作用が高いからです。活性酸素は、病原菌やウィルスが体内に侵入してくることを防ぐ免 疫上の役割もありますので、決して害があるだけの存在ではありません。しかし、活性酸素が多すぎると色々な弊害があらわれてきます。実は、花粉症やアトピーなどのアレルギーの発症にも活性酸素は関わっています。
アレルギー症状の改善は、具体的に次の4つの働きが有効です。
• IgE抗体を作らせない
• かゆみを引き起こすヒスタミンを抑制する
• 鼻詰まりなどの炎症原因となる好酸球を抑制する
• アレルギーに関連するリンパ球の増殖、作用を防止
チョコレートを食べることで、この4つ全てに改善効果が認められました。
もちろん、食べ過ぎはよくありませんが、アレルギーのある場合は上手に取り入れていきたいですね。
アレルギー症状の改善を期待する場合も、ポリフェノールが多く含まれる高カカオチョコレートがおすすめです。精製された砂糖はアレルギーを悪化させるとも言われています。買うときはパッケージの原材料欄を確認しましょう。
活性酸素は、肌の老化を進めることでも有名ですね。ポリフェノールにアンチエイジング効果があると言われるのは、抗酸化作用によって活性酸素の害からお肌を守る効果があるからなのです。
よくチョコレートを食べるとニキビができると言いましたが、カカオポリフェノールには殺菌作用もありますので睡眠不足やストレスからくるニキビや肌荒れを抑える効果があるそうですよ。
高カカオチョコレートを1日に15~25g程度まで。
ポリフェノールの抗酸化作用は、食べてから2時間でピークとなり4時間すれば消えてしまうという短時間勝負のものです。ポイントは、25gを一度に食べるのではなく、何度かに分けて小まめに食べること。
日中は仕事のストレスや紫外線、運動などで活性酸素が発生しやすい状態にあります。体内の酸化が進むのをできるだけ抑えるためにも、さっと口にできる高カカオチョコレートを少量摂取するのは効果的です。また、チョコレートには集中力を維持したり、精神をリラックスさせたりする効果があることもさまざまな研究で確認されています。
様々な効果のあるチョコレート。これなら罪悪感なく食べれそうですね^^チョコレートは、砂糖が多く高カロリーなので、食べ過ぎには注意を!あくまで高カカオチョコレートを少しという点がポイントです。