更新日 : 2020年4月29日
肩こりは、血行不良により疲労物質が蓄積することによって起こります。同じ姿勢のまま長時間いると、肩の筋肉が緊張して血管を圧迫してしまいます。また、寒くなるとカラダが縮こまり、緊張状態をつくってしまうことで同様の現象が起きてしまいます。
女性に多いとされる原因として、冷え性であることが多かったり、頭を支えるための首や肩の筋肉量が男性と違うためや、胸の重みを支えるために負担がかかっているためなど、男性以上に肩こりになる条件が多いのです。
肩まわりの血行を促すためには、肩甲骨をほぐして柔軟にすること。肩を回したときにゴリゴリと音がすることはありませんか? 普段、肩まわりを動かすことがなく、デスクワークなどで上腕から先しかマメに動かしていないことが原因と言えます。この状態が続くと血流が滞り、筋肉が酸欠状態になってしまうことで疲労物質が溜まり肩こりに。
ストレッチをしたり、肩甲骨を鍛える動作が必要です。
偏った食生活で栄養が不足していることも、肩こりを引き起こす原因と言われています。ジャンクフードやインスタント食品に頼ってばかりはNG!
肩こり解消が期待できる栄養素として、下記の摂取を心がけましょう。
①ビタミンB
肩こり改善に効果的と言われるのが「ビタミンB1」。肩こりの症状を和らげてくれる働きがあります。ビタミンB1が豊富な豚肉・ゴマ・大豆・玄米などがおすすめです。
②ビタミンE
血行促進する働きがあるのが「ビタミンE」。うなぎ・ほうれん草・ピーナッツなどに含まれています。
③クエン酸
カラダに乳酸が溜まると筋肉疲労を起こします。肩こりも同様で、肩の筋肉に溜まった疲労物質を除くために、柑橘類やお酢など、積極的に摂取しましょう。
④タンパク質
タンパク質は筋肉のもととなる栄養素。男性に比べて筋肉量の少ない女性は、 “筋肉をつくる”ためにも、肉・魚・大豆などタンパク質が豊富に含まれた食材を摂取しましょう。
⑤マグネシウム
筋肉の緊張を和らげる働きがあると言われているのが「マグネシウム」。貝類・納豆・桜エビなどに含まれています。
長時間のパソコン操作は、目や肩に疲れをもたらします。疲れを取り除くには、入浴と睡眠が効果的です。
湯船に浸かってじっくりカラダを温めることで血行促進、十分な睡眠をとることで疲労回復につながります。
これから寒くなる季節、肩こりを悪化させないためにも、肩こり解消の運動・栄養・休養術を、日常生活にぜひ取り入れてみてください。