更新日 : 2020年4月29日
万病の元ともいわれる「冷え」。 “冷えにはしょうが”とこの時期取り入れられている方も多いのではないでしょうか。あるいは、一年を通じて取り入れているという方もいらっしゃるかもしれません。そんな私達に取って身近な、良く知られている食材であるしょうがの、正しい取り入れ方や効能について今回はお話ししたいと思います。
目次
冷え解消に大切な、しょうがの成分として有名なのが”ジンゲロール”と”ショウガオール”です。ジンゲロールは生のしょうがに多く含まれている辛み成分の一つで、加熱したり、乾燥させるとジンゲロンやショウガオールへと変化します。殺菌作用や免疫力の向上、冷え解消、老化防止、ダイエット効果など多くの働きを持っています。
ショウガオールには体内の脂肪や糖質の燃焼を促し、カラダの内側からじわじわ温める働きがあります。ショウガオールは加熱しないと十分な量を摂ることができないので、食事等で摂取する際には工夫が必要です。
ここでもう少しショウガの効能について、具体的に見ていきましょう。
1)痛みを和らげる
頭痛や生理痛の緩和に効果があるといわれています。「ジンゲロール」という、生の生姜に多く含まれている辛味成分がはたらいて、痛みを和らげるそうです。ただ、普段から鎮痛剤としてアセトアミノフェンやイブプロフェンを服用している場合、その効果が得られないこともあるそうなのでご注意!
2)お腹の調子を整える
しょうがを加熱して乾燥させると「ジンゲロール」が「ショウガオール」という成分になります。この成分が、吐き気や胃の不調などの原因となる胃腸管の一部に作用するそうです。また、胃の中の食べ物が消化・吸収されるように、小腸に送り出すはたらきも。
3)血行をよくする
しょうがを加熱して乾燥させるとできる「ショウガオール」が冷えによって滞りがちになった血液の流れをよくし、血液サラサラ効果があると言われています。
4)アンチエイジング効果がある
肌の老化や病気の原因になるのが、活性酸素です。
活性酸素が体内に多くあると細胞が正常に再生できず肌の老化などにつながります。
生姜の「ショウガオール」や「ジンゲロール」の抗酸化作用が、この活性酸素を除去してくれるので、アンチエイジングにつながります。
しょうがに含まれる成分”ジンゲロール”には、血流を良くする働きがあり、そのため体内の代謝がアップして、エネルギーの消費を増加させるといわれています。代謝がアップすることによりエネルギーの消費量が増えるので、ダイエットに効果的といわれるわけです。巷で人気のしょうがダイエットと呼ばれるものは、この作用に着目していわれているのかもしれませんね。
しょうがを摂取することによって血流が良くなると、代謝がアップすることに加えて、水分の循環も良くなるのでむくみ解消が期待できます。デトックス効果が促され、体内に溜まった毒素が排出されることで美肌効果も期待できます。
また、”ジンゲロール”には抗酸化作用があります。カラダのサビの原因である活性酸素が増えると老化につながりますが、抗酸化作用はその活性酸素の発生を抑える働きをしてくれます。しょうががアンチエイジングに良いとされるのは、この抗酸化作用の働きのおかげだと考えられます。
寒い冬にしょうがを摂取することが風邪予防や冷え解消につながることはよく知られたことですが、あらためてその効能を見直すと、しょうがには女性に嬉しい効果や効能がたっぷり詰まっていることがわかります。 bodies shopでも現在しょうがフェアを開催していますが、日常に簡単に取り入れられる「しょうが」は、まさにこの時期にピッタリの商品といえますね!
しょうがには効能がたくさんあり、たくさん食べたくなってしまいますよね。
ただ、食べ過ぎてしまうと刺激が強く胃が荒れてしまう可能性があるので、食べる量には気をつけなければなりません。
1日に食べるしょうがの量は、30gまでにしましょう。30gはだいたい親指大くらいが目安です。
また、生のしょうがを食べると、逆に体を冷やしてしまいます。ダイエットや冷え解消でしょうがを取り入れる場合は、加熱・乾燥させてから食べるようにしてくださいね。
冷え性対策におすすめ!カンタン生姜湯
材料も少なく作り方もカンタンで、忙しい朝にぴったりです。すりおろしたしょうがに熱湯を注ぎ、お好みで砂糖を加えるだけ。片栗粉を入れると、とろみがついて飲みごたえもアップ!
美肌効果アップにおすすめ!しょうがのはちみつ漬け
はちみつにはビタミンやミネラル、アミノ酸がふくまれていて美肌にも効果的です。皮を剥いたしょうがを薄切りにして煮沸消毒した瓶に入れ、はちみつを注いで漬け込むだけ。そのままお湯や炭酸で割って飲むのもおいしいですが、美肌効果をアップするなら、ヨーグルトにかけて食べるのがおすすめ。身体の内側からキレイに近づけますよ。