更新日 : 2021年9月16日
緊張していたり、不安を感じると深呼吸で気持ちを落ち着かせることがあると思います。
大きく深呼吸すると不思議と気持ちが安らぎますよね。
呼吸にはリラックス効果があり、心身が整います。呼吸のリラックス効果や、腹式呼吸と胸式呼吸の違いについても解説します。
大きく深呼吸をすると気持ちが落ち着いてリラックスできるのは、呼吸によって副交感神経が優位になるからです。
呼吸を通じて、普段は自分でコントロールできない自律神経に働きかけ、自律神経をコントロールすることができます。
自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスを取っていて、そのバランスが整っていると、血圧や体温の調節機能がうまく働き、胃腸の働きがコントロールされ、心身ともに整った状態でいられます。
一方、交感神経と副交感神経のバランスが悪く、自律神経が乱れると、不安を感じたり胃腸の働きが悪くなって体調不良になったりと、心身ともに辛いと感じるように。
呼吸によって副交感神経を優位にすることで、カラダもココロも落ち着いて安定した状態にコントロールすることができるのです。
呼吸の種類として、「腹式呼吸」と「胸式呼吸」の2種類を聞いたことがある方も多いはず。
どちらも鼻から吸って、口からふーっと出すのは一緒です。
両者の違いは、吸い込む息の場所。腹式呼吸では、大きく吸った息を下腹部に入れます。
息を吸った際に下腹部が膨らんでいると、しっかり吸った息がお腹に入っている証拠。
一方、胸式呼吸では吸った息を肺に入れます。息を吸った際に、胸が膨らみます。
通常、ヨガの呼吸は腹式呼吸で行われています。そして、ピラティスでは胸式呼吸で行われています。ヨガとピラティスは似ていると思われがちですが、そもそもの呼吸法から違っていることも分かりますね。
どちらの呼吸にも効果がありそうですが、リラックスできる副交感神経が優位になるのは、腹式呼吸です。
胸式呼吸は、交感神経が優位に働くと言われています。先ほどヨガとピラティスでは呼吸法が違うと言いましたが、それぞれの運動の際に呼吸法を間違えてしまうと、効果も半減なので注意が必要です。
腹式呼吸では、一度息を吐ききってお腹をぺったんこにしてから、鼻から大きく息を吸い込み、下腹部に息をたっぷりと入れます。そして、口からふーっと遠くのろうそくを吹き消すように息を吐き出します。
何回か続けると、カラダ全体の血液循環がよくなり、副交感神経が優位となり、ココロがリラックスしていることを感じられるはず。普段ヨガはしないという方も、ぜひ呼吸法だけでも試してみる価値ありです。
仕事でもプライベートでも、緊張したり不安を感じる場面がありますよね。
気づいたら、呼吸が浅くなっていたり、心臓がものすごく早く脈打っていたりすることも。
そんな時こそ、腹式呼吸での大きな深呼吸が効果的です。
意識的にしっかりと呼吸をすることで、自分で自分をリラックスさせてあげることができます。
呼吸法の良いところは、いつでもどこでも、一人でできるところ。時間も場所も選ばないので、仕事の合間、大きな発表の前、お風呂に入っている時、寝る前など、様々な場面で活用可能。
リラックスできる呼吸法を味方につけて、心身ともに整えて過ごせると良いですね。
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