更新日 : 2020年4月29日
女子プロゴルファーの偉業によって、様々な業界で「笑顔の効果」が注目されていますね。
ある調査によると、子供は1日に400回笑うのに対して大人になるとわずか11~15回。年齢を重ねるごとに笑う回数は減る傾向にあるといいます。そんなに激減してしまう笑顔が、実際に私たちにどのような効果をもたらしてくれるのか?調べていくと、心にも体にもいいということがたくさん出てきました。今回は、研究によって証明されている「笑顔」の効果についてご紹介していきます。
1)ストレス解消&プラス思考
笑顔がもたらす効果で1番大きな効果と言われているのがストレス解消です。
現代社会で生活をしていれば、多くの人が何らかのストレスを抱えて生きています。ストレスは、心に対して良い作用を与えないだけではなく、ストレスが原因で身体 にも悪影響を及ぼすことがあるので、できるだけ軽減させたいものですよね。そこで注目すべきなのが、笑顔が持つストレス解消効果!
笑顔になることで、脳内には幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが多く分泌されますが、このセロトニンによって、ストレスが解消されプラス思考になると言われています。また、笑顔は明るい気持ちにしたり、気持ちを楽にするという効果もあるので、気分が落ち込むことがあっても、笑顔でいるよう心がけることで落ち込んでいた気持ちも少しずつ晴れていきます^^
2)自律神経のバランスを整えてリラックス
自律神経は交感神経と副交感神経の2つで成り立っています。交感神経の役目は、心をリフレッシュさせて頭をすっきりさせること。副交感神経の役目は、気分をリ ラックスさせてストレスを軽くすることです。この2つの神経のバランスが崩れてしまうと、ストレスが増してしまうので、交感神経と副交感神経のバランスを保つことがとても重要なのです!!
目覚めている時は交感神経が優位となっていますが、笑顔は、副交感神経を優位にしてくれるので、心がリラックスでき自律神経が安定します。
3)免疫力を高める
ある医学実験では、笑うことによってがん細胞やウィルスをやっつけるナチュラルキラー細胞(NK細胞:体に悪影響を及ぼす物質を退治する細胞)が活性化すること
が証明されています。落ちている免疫機能を正常化するという効果で、笑いはインフルエンザなどの感染症やがんの予防にもなるということが実証されています。
これからインフルエンザが流行る季節ですから、笑顔効果でしっかり免疫力を高めていきたいですね^^
4)ホルモンの分泌による美容効果
笑顔によって分泌が促進されるホルモンの一つに、女性ホルモンがあります。女性ホルモンの分泌量が増えると、新陳代謝が良くなり水分量も増えるので、髪や肌のツヤが良くなるとともに美肌やダイエットの効果も期待できます!
5)表情筋が鍛えられシワ・たるみ軽減効果
笑顔を作るために必要な顔の表情筋は、顔の全ての部分に張り巡らされている筋肉です。(表情筋とは、30以上からなる顔の筋肉のことで、普段の生活ではその半分も使っていないと言われています。)
笑顔を作ることによって常に顔や首はもちろん頭皮などまで表情筋が鍛えらているので、加齢やストレスによるシワやたるみが軽減されていきます。さらに表情筋を使えば使うほど顔の血流も促進されるので、肌ツヤが良くなる効果も!
まだまだ効果はたくさんあるのですが・・・
この5つの効果だけ見ても、女性なら取り入れて損はないはず!!!ではどんな“笑顔”ならその効果を最大限に活用できるのでしょうか?
自然な笑顔には口角が上がっていることと、目が笑っていることがポイントです。口角は、目尻に向けてしっかりと上げる。(前歯が8本見えるぐらい)そうすると自然に頬も上がります。反対に目は、目尻を下げるイメージで三日月の欠けている部分を下にしたような形にします。鏡を見て左右均等になっていればいい印象を与える笑顔となります。
「笑顔が大切」なんだと頭では理解できても、なかなかそれを表に出すことができない人もいるでしょうし、どんなに笑顔を作りたくても「そんな気持ちになれない」 人もいるかもしれません。そんな時は、“つくり笑顔”でも大丈夫!つくり笑いでも本当の笑顔同様に効果が得られるという事も科学的に実証されています。
日本では昔から「笑う門には福来る」と言いますが、どんなに気分が上がらない日でも、まずは朝鏡を見て“笑顔”で1日をスタートさせてみましょう!