体脂肪率は、身体の脂肪の割合を示す数値です。体重が減っても、実は水分だけが失われていて、落としたい脂肪は減っていないという場合もあります。
体重レベルでは決して太っているわけではないのですが、体脂肪率をみると28%を超えていて、ネックライン、二の腕、背中(肩甲骨周辺)、ウエスト周囲、ヒップ下部、太もも、ふくらはぎなどに本人が気にする量の脂肪がついている方を『隠れ肥満症候群』と呼びます。20代から30代前半の女性で比較的多く見られます。今は体重だけでは身体の評価はできないのです。体脂肪、それもどの部分に脂肪が多くついているのかをみないと正確なプロポーションやダイエットのことは語れません。
逆に体脂肪率が低すぎるのも問題。適度な量の脂肪は美と健康には不可欠でもあり、極端に脂肪が減ると、女性ホルモンのバランスがくずれたり、皮膚がしわしわになって体の老化を進めることにも。筋肉を減らさずに脂肪だけを上手に減らしていく方法で、リバウンドのない健康的な真のダイエットを行いましょう。